3Dモデリング

3Dモデラーの仕事の進め方|問い合わせから制作・納品までの流れ

Moyo

私は現在、在宅で3Dキャラクターモデル制作の仕事をしています。

主に制作しているのは、海外のVTuberさん向けの、VRM形式のちび3Dモデルです。

3Dモデラーの仕事というと、

「どうやって依頼を受けるの?」
「見積もりはどう決めるの?」
「制作はどんな順番で進むの?」
「納品までに何をしているの?」

と気になる方もいるかもしれません。

私自身も、最初は3Dモデル制作の仕事がどんな流れで進むのか、分からないことがたくさんありました。

この記事では、私が実際に行っている3Dモデル制作の流れを、依頼から納品までざっくり紹介します。

あくまで私の場合の一例ですが、これから3Dモデラーを目指したい方や、在宅でクリエイター系の仕事に興味がある方の参考になればうれしいです。

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私の制作スタイルは「体型テンプレート」から

私の場合、毎回ゼロから体型を作るのではなく、あらかじめ用意している体型テンプレートをもとに制作しています。

現在は、主に3種類の体型があります。

  • 2.5頭身
  • 2頭身
  • 1.5頭身

それぞれ見た目の印象やサイズ感が違うので、クライアントさんは料金表やサンプルを見て、希望するモデルタイプを選んでくれます。

このように、最初からある程度メニュー化しておくと、依頼する側も「どんなモデルを頼めるのか」が分かりやすくなります。

作る側としても、料金や制作範囲を説明しやすくなります。

3Dモデル制作は、キャラクターのデザインや仕様によって作業量が大きく変わる仕事です。

そのため、自分の中で商品タイプや料金表を整えておくことは、仕事として続けるうえでとても大切だと感じています。

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依頼窓口はWebサイトとVGen

依頼は、主に自分のWebサイト、またはVGenというコミッションサービス経由で受けています。

現在は海外のVTuberさんからのご依頼が多いため、英語でやり取りすることもあります。

Webサイトには、制作できるモデルの種類、料金表、サンプル、依頼前に確認してほしい内容などを載せています。

VGenは、海外のクライアントさんから依頼を受けるときに使うことが多いです。

どちらの場合も、クライアントさんは料金表やサンプルを見たうえで問い合わせをしてくれます。

そのため、完全にゼロから説明するというよりは、

「このモデルタイプを希望しています」
「このキャラクターを作ってほしいです」
「このオプションを追加できますか?」

という形で相談が来ることが多いです。

依頼を受ける場所を整えておくと、クライアントさんも問い合わせしやすくなります。

また、料金表や制作内容をあらかじめ書いておくことで、やり取りもスムーズになりやすいです。

見積もりとスケジュール確認

依頼が来たら、まずはDMなどで内容を確認します。

私の場合は料金表を出しているので、基本的にはその料金表に沿って見積もりを出します。

ただし、クライアントさんの希望内容によって、金額が前後することもあります。

たとえば、

  • 衣装差分を追加したい
  • もう一つ衣装を作りたい
  • 小物やパーツを追加したい
  • 表情や機能を追加したい
  • 通常より複雑なデザインになっている

といった場合は、通常料金に追加料金が必要になることがあります。

3Dモデル制作は、見た目が少し違うだけでも作業量が変わることがあります。

そのため、資料を確認しながら、どこまで制作するのか、追加料金が必要かどうかを確認します。

あわせて、制作開始時期や納品予定も相談します。

すでに他の依頼が入っている場合は、すぐに制作を始められるとは限りません。

在宅フリーランスとして続けるためには、無理に詰め込みすぎず、自分が対応できる範囲で予定を組むことも大切だと感じています。

支払い後の予約枠確保

私の場合、支払いは全額前払い制にしています。

支払いが完了した時点で、制作の予約枠を確保する形です。

ただし、支払いが完了したらすぐに制作を始めるわけではありません。

あらかじめ相談して決めた制作開始時期になったら、順番に制作へ入ります。

3Dモデル制作は、1件あたりの制作期間が長くなりやすい仕事です。

そのため、制作予定を入れたあとにキャンセルや未払いがあると、スケジュールに大きく影響してしまいます。

個人で仕事をしている場合、予約枠はとても大事です。

その期間は他の依頼を入れず、そのクライアントさんの制作時間として確保することになるからです。

少し事務的に感じるかもしれませんが、安心して制作を進めるためにも、支払いのタイミングや予約確保のルールを決めておくことは大切だと思っています。

制作開始時のカラーラフ

制作開始時期になったら、まずカラーラフを制作します。

私の場合、いきなり3Dモデリングに入るのではなく、最初に元のキャラクターをちびキャラとしてどう見せるかを考えます。

カラーラフでは、主に次のような部分を確認します。

  • 頭身のバランス
  • 髪型や衣装のデフォルメ
  • 顔の印象
  • 全体のシルエット
  • 色の見え方

ちび3Dモデルでは、元のキャラクターをそのまま小さくするだけではなく、デフォルメしたときにかわいく見えるバランスを考える必要があります。

そのため、カラーラフの段階で大まかな方向性を確認します。

カラーラフの修正は2回まで対応しています。

ここで方向性を確認してから、3D制作に入ります。

3Dモデルは、制作が進んでから大きく形を変えるのが難しいことがあります。

そのため、カラーラフの段階でしっかり確認しておくことで、3D制作に入ってからの認識違いを減らしやすくなります。

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カラーラフ確認後の3D制作

カラーラフの確認が終わったら、実際の3D制作に入ります。

カラーラフをもとに、モデリングを進めていきます。

髪、顔、衣装、体型、パーツなどを3Dモデルとして形にしていきます。

ちび3Dモデルでは、正面から見たかわいさだけでなく、横や斜めから見たときの丸みやシルエットも大切です。

イラストでは自然に見える表現でも、3Dでは横や後ろ、裏側まで作る必要があります。

そのため、

「元のキャラクターらしさが残っているか」
「ちびキャラとしてかわいく見えるか」
「立体として自然に見えるか」
「動かしたときに大きく破綻しないか」

を確認しながら制作します。

カラーラフで基本的な方向性を確認したあとは、完成に向けて3Dモデルとして作り込んでいきます。

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テクスチャ完成後の進捗共有

モデリングを進め、テクスチャ塗りまで終わった段階で、クライアントさんに一度経過報告をします。

これは修正確認というより、制作が順調に進んでいることを共有するためのものです。

3Dモデル制作は、完成までに時間がかかる仕事です。

依頼する側からすると、今どのくらい進んでいるのか分からないままだと、不安になることもあると思います。

そのため私は、ある程度モデルの形が見える段階で、

「ここまで進んでいます」
「現在このような状態です」

という形で進捗を共有しています。

制作ルールとして、修正対応の範囲は事前に決めています。

ただ、途中経過を共有することで、クライアントさんに安心してもらえるようにしています。

仕上げ・VRM設定・動作確認

テクスチャまで進んだら、仕上げ作業に入ります。

ここからは、見た目を整えるだけでなく、実際に使えるモデルにするための調整が増えていきます。

たとえば、

  • 表情の作成
  • ボーン設定
  • ウェイト調整
  • 揺れもの設定
  • Unityでの調整
  • VRM形式での書き出し
  • 動作確認

などです。

VTuberさん向けのVRMモデルは、実際に動かして使うものです。

そのため、静止画としてかわいいだけでなく、顔を動かしたとき、体を動かしたとき、表情を変えたときにどう見えるかも大切です。

Blender上ではきれいに見えていても、Unityに持っていくと見え方が変わることもあります。

そのため、最終的に使う形式に合わせて、見え方や動きを確認しながら調整します。

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納品と不具合対応

モデルが完成したら、納品前に最終チェックを行います。

主に確認するのは、次のような部分です。

  • 表情が正しく動くか
  • テクスチャの表示に問題がないか
  • 髪や服に大きな破綻がないか
  • VRMとして読み込めるか
  • ファイルに不足がないか
  • 実際に使うときに問題が出にくいか

最終チェックが終わったら、データを納品します。

私の場合は、主にGoogle Driveを使って納品しています。

VRMファイルや確認用の動画などをまとめてアップロードし、クライアントさんにダウンロードしてもらう形です。

納品後、こちらのミスによる不具合があった場合は、内容を確認して対応します。

3Dモデルは、実際に使ってみて初めて気づくこともあります。

だからこそ、納品前の確認と、納品後の対応範囲をあらかじめ決めておくことが大切です。

実際にGoogle Driveで納品している流れや、納品時に気をつけていることはこちらの記事で詳しくまとめています。

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制作以外の仕事も多い

3Dモデラーの仕事というと、モデルを作っている時間だけを想像しやすいかもしれません。

でも実際には、制作以外の作業もかなりあります。

たとえば、

  • 料金表を作る
  • Webサイトを整える
  • 依頼内容を確認する
  • 見積もりを出す
  • スケジュールを調整する
  • 支払いを確認する
  • 制作ルールを伝える
  • 納品データを準備する
  • 実績用の画像や動画を作る
  • SNSやポートフォリオを更新する

などです。

特に在宅フリーランスとして仕事をする場合、制作だけしていればいいわけではありません。

連絡、管理、宣伝、事務作業なども自分で行う必要があります。

大変な部分もありますが、自分で仕事の形を作れるところは、在宅フリーランスの良さでもあると思います。

在宅フリーランスとして仕事を続ける流れや、実際に感じているメリットについては、こちらの記事でもまとめています。

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まとめ|流れを整えることも3Dモデラーの仕事

3Dモデラーの仕事は、ただモデルを作るだけではありません。

私の場合は、WebサイトやVGenから依頼を受け、DMで内容を確認し、見積もりやスケジュールを決めます。

支払いが完了したら予約枠を確保し、制作開始時期になったらカラーラフから制作を始めます。

カラーラフで方向性を確認したあと、3D制作に入り、テクスチャ完成後に進捗を共有します。

その後、表情やVRM設定、動作確認を行い、最終チェックをしてGoogle Driveで納品します。

3Dモデル制作は、技術だけでなく、依頼を受ける仕組みや、スケジュール管理、ルール作りも大切です。

流れを整えておくことで、クライアントさんにも分かりやすく、自分自身も安心して制作を進めやすくなります。

これから3Dモデラーを目指したい方は、制作スキルだけでなく、仕事としてどう受けるかも少しずつ考えていくとよいと思います。

自分に合った制作スタイルや依頼の受け方を整えていくことで、無理なく続けやすい形に近づいていくはずです。

もよ
もよ
在宅でゆるく働く2児ママ 
3Dモデラー
Profile
在宅で働く2児のママ「もよ」です。
30代から独学で3Dを学び、現在はVTuber向けのキャラクターモデル制作の仕事をしています。

このブログでは、在宅ワークのリアルや子育てとの両立、 日常の気づきをゆるく発信しています。

「ちょっと気になる」を気軽に読めるブログです。
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この記事は、在宅で3Dモデル制作をしている私の実体験をもとに書いています。
実際の制作物や活動の雰囲気は、仕事用アカウントでも発信しています。
3Dモデル制作の実績を見たい方は、こちらもご覧ください。

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