在宅クリエイターに液タブは必要?3D制作で使って感じたメリット・注意点
在宅クリエイターとして活動していると、作業道具をどうそろえるか悩むことがあります。
その中でも、液タブはかなり迷いやすい道具だと思います。
「在宅でクリエイターをするなら液タブは必要?」
「3D制作にも液タブは使う?」
「最初から高い液タブを買った方がいいの?」
こう考える人もいるかもしれません。
私は現在、在宅で3Dキャラクターモデル制作の仕事をしています。
主に、海外VTuberさん向けのVRM形式のちび3Dモデルを制作しています。
今はHUION Kamvas Pro 27を使っていて、以前はXP-PEN Artist 22を使っていました。
結論から言うと、液タブはすべての在宅クリエイターに必須ではありません。
でも、私のようにカラーラフを描いたり、テクスチャを塗ったりする作業がある場合は、とても便利です。
この記事では、3D制作をしている私が液タブを使って感じたメリットや注意点をまとめます。
液タブは、作業内容によって必要度が変わる
まず、液タブが必要かどうかは、作業内容によってかなり変わります。
イラストを描く人なら、液タブがあると作業しやすい場面は多いと思います。
一方で、文章を書く仕事や事務作業が中心なら、液タブは必要ないかもしれません。
3Dモデリングの場合も同じです。
一般的な3Dモデラー全員に液タブが必須かというと、そうではないと思います。
Blenderでのモデリング作業や、Unityでの設定作業は、基本的にマウスとキーボード、普通のモニターでも進められます。
私も、すべての作業を液タブでしているわけではありません。
ただ、私の制作スタイルでは、液タブがかなり重要です。
理由は、カラーラフやテクスチャ制作で手描きの作業があるからです。

私はカラーラフとテクスチャ制作に液タブを使っている
私が液タブをよく使うのは、主にカラーラフとテクスチャ制作です。
カラーラフは、3Dモデル制作の前に、色やデザインの方向性を確認するために描いています。
ただし、これは一般的な3Dモデラー全員に必要な工程ではないと思います。
私の場合は、イラスト経験があり、キャラクターの雰囲気を自分で整理するためにカラーラフを描いています。
そのため、直接画面に描ける液タブがあるとかなり作業しやすいです。
もうひとつ大きいのが、テクスチャ制作です。
3Dモデルの顔や服、細かい色の調整など、テクスチャを塗る作業では、ペンで直接描ける環境があると便利です。
マウスだけで塗るのは、私にはかなり大変だと思います。
板タブでもできるとは思いますが、私は画面に直接描ける液タブの方が好きです。
自分の手元と画面が一致している方が、感覚的に作業しやすいと感じています。
3D制作でも、液タブがあると助かる場面はある
3D制作というと、マウスで形を作るイメージが強いかもしれません。
実際、Blenderでのモデリング作業はマウスを使うことが多いです。
でも、3Dモデル制作の中には、手描きに近い作業もあります。
たとえば、
カラーラフを描く
テクスチャを塗る
顔の雰囲気を調整する
服や小物の模様を描く
手描き感のある表現を入れる
こういう作業がある場合は、液タブがあるとかなり助かります。
特にキャラクターモデルは、顔や目元、表情の雰囲気がとても大事です。
細かいニュアンスを描き込みたいときに、ペンで直接描けるのは便利です。
私の制作では、液タブは「3Dそのものを作るための道具」というより、3Dモデルに絵の感覚を入れるための道具という感じです。
液タブがなくてもできる作業も多い
ただし、液タブがないと3D制作ができないわけではありません。
Blenderで形を作る作業。
UnityでVRM設定をする作業。
ファイル管理や連絡、見積もり、納品作業。
こういった作業は、液タブがなくてもできます。
普通のモニターとマウス、キーボードで十分な作業も多いです。
そのため、在宅クリエイター初心者が最初から大きな液タブを買わなければいけない、とは思いません。
自分の作業に「描く工程」がどれくらいあるかを考えてからでも遅くないと思います。
もしテクスチャやイラストをあまり描かないなら、液タブの優先度は下がります。
逆に、イラスト経験があって、カラーラフやテクスチャも自分で描きたいなら、液タブはかなり便利な道具になります。
初心者は、最初から大きい液タブでなくてもいい
液タブは便利ですが、値段が高いです。
大きいものになるほど、置き場所も必要になります。
そのため、初心者が最初から高額な大きい液タブを買う必要はないと思います。
まずは板タブや小さめの液タブから始めてもいいです。
すでにイラスト経験があり、液タブの方が作業しやすいと分かっている人なら、最初から液タブを選ぶのもありだと思います。
でも、まだ自分がどんな作業を続けていくか分からない段階なら、いきなり高いものを買うのは少し慎重でもいいかもしれません。
私の場合は、もともとイラスト制作の経験があり、画面に直接描く作業が自分に合っていました。
だから液タブを使っています。
でも、全員に同じ選び方が合うわけではありません。
在宅クリエイター初心者は、まず自分の作業内容に本当に必要かを考えるのが大事だと思います。

大きい液タブは作業しやすいけれど、場所を取る
今使っているHUION Kamvas Pro 27は、画面が大きい分、作業はしやすいです。
HUION Kamvas Pro 27を実際に仕事で使って感じたメリットや注意点は、こちらの記事で詳しくまとめています。

カラーラフやテクスチャを描くときも、広い画面で作業できるのは便利です。
以前はXP-PEN Artist 22を使っていましたが、大きめの液タブはやはり作業スペースが広く感じられます。
以前使っていたXP-PEN Artist 22セカンドの感想は、こちらの記事でまとめています。

ただし、大きい液タブには注意点もあります。
まず、場所を取ります。
デスクに置くとかなり存在感があります。
ほかのモニターやキーボード、マウスとの配置も考える必要があります。
在宅ワークの作業環境は、家の中のスペースとの兼ね合いもあります。
大きい液タブを置くなら、机の広さや配線、姿勢も含めて考えた方がいいです。
作業しやすい道具でも、置き場所が合わないと使いにくくなってしまいます。
PCやモニター、液タブを含めた在宅3Dモデラーの作業環境はこちらの記事でまとめています。

液タブの一番の注意点は値段
液タブの注意点として大きいのは、やはり値段です。
小さめのものなら比較的手を出しやすいものもありますが、大きい液タブは高額です。
在宅クリエイターを始める段階では、他にも必要なものがあります。
パソコン。
モニター。
ソフト。
バックアップ環境。
作業机や椅子。
そう考えると、液タブだけに予算を使いすぎるのは慎重に考えた方がいいと思います。
特に3D制作の場合、まずパソコンの性能が大事になることも多いです。
液タブは便利ですが、作業内容によっては優先順位が下がる場合もあります。
「液タブがないと始められない」と思い込む必要はありません。
自分の制作内容と予算に合わせて選ぶのがいいと思います。
私にとって液タブは、あるとかなり助かる道具
私にとって液タブは、かなり助かっている道具です。
特に、カラーラフとテクスチャ制作ではほぼ必須に近い感覚です。
マウスだけで描くのは大変ですし、直接画面に描ける方が感覚的に作業しやすいです。
ただし、液タブがあるから3D制作ができるというより、私の制作スタイルに合っているから使っている、という方が近いです。
もし私がカラーラフを描かず、テクスチャもあまり手描きしない制作スタイルだったら、液タブの必要度はもっと低かったかもしれません。
道具は、その人の作業内容によって必要度が変わります。
だからこそ、液タブを買うか迷っている人は、自分がどの作業で使うのかを考えてみるといいと思います。
在宅クリエイターに液タブが必要かは、作業内容で決めればいい
在宅クリエイターに液タブが必要かどうかは、作業内容によります。
イラストを描く人。
カラーラフを描く人。
テクスチャを塗る人。
手描きの作業が多い人。
こういう人にとって、液タブはとても便利な道具だと思います。
一方で、3DモデリングやUnity作業、事務作業が中心なら、液タブがなくてもできることは多いです。
初心者のうちは、最初から高額な液タブを用意しなくても大丈夫です。
板タブや小さめの液タブから始めるのもありです。
仕事として続けていく中で、自分に必要だと感じたら買い替えるのでも遅くないと思います。
私の場合は、カラーラフやテクスチャ制作に液タブを使っていて、直接描ける環境がとても合っています。
でも、それは私の制作スタイルに合っているからです。
液タブは、あると便利な道具です。
ただし、全員に必須の道具ではありません。
自分がどんな作業をしたいのか、どこにお金をかけたいのかを考えながら、無理のない範囲で選べばいいと思います。

