在宅フリーランスママのお金の始め方|扶養・経費・確定申告で迷ったこと
在宅フリーランスとして少しずつ収入が出てくると、うれしい反面、お金まわりの不安も出てきます。
「扶養内で働きたいけど、どこまで大丈夫なんだろう」
「売上と所得って何が違うの?」
「経費って、どこまで入れていいの?」
「確定申告っていつから必要?」
「会計ソフトを使った方がいいのかな」
私も在宅フリーランスとして働く中で、仕事そのものより、お金の管理で迷うことが何度もありました。
制作や納品は進められても、売上・経費・扶養・確定申告の話になると、急に不安になるんですよね。
パートと違って、フリーランスはお金の管理を自分でしていく必要があります。
入ってきたお金を記録する。
仕事に使ったお金を残しておく。
扶養に関係する収入を確認する。
必要なら確定申告の準備をする。
最初から全部を完璧に理解するのは、正直かなり大変です。
この記事では、在宅フリーランスママ向けに、扶養・経費・確定申告などのお金まわりで、最初に考えておきたいことをまとめます。
「扶養内ならこの金額まで稼げます」と断定する記事ではありません。
制度は変わることがありますし、家庭の状況や加入している健康保険、配偶者の勤務先によっても確認する場所が変わることがあります。
この記事では、私が実際に迷ったことや、最初に整えておくとラクだったことを中心に書いていきます。
具体的な判断は、国税庁・日本年金機構・健康保険組合・配偶者の勤務先・税理士などに確認してください。
在宅フリーランスママは、お金管理で何から始める?
在宅フリーランスを始めたばかりの頃は、「とりあえず仕事を受けること」で頭がいっぱいになりがちです。
私も最初は、制作や納品、クライアントさんとのやり取りに意識が向いていました。
でも、少しずつ収入が出てくると、お金の管理も必要になります。
まず見ておきたいのは、このあたりです。
| 最初に見ること | 内容 |
|---|---|
| 売上 | 仕事で入ってきたお金 |
| 所得 | 売上から経費などを引いたもの |
| 経費 | 仕事に必要な支出 |
| 扶養 | 税金・社会保険・配偶者の勤務先条件 |
| 確定申告 | 収入や働き方によって確認が必要 |
| 口座・カード | 事業用とプライベートを分けるか |
| 会計ソフト | 記録や申告準備をラクにする道具 |
いきなり全部を整えなくても大丈夫です。
ただ、売上や経費を何も記録しないまま進めてしまうと、あとから思い出すのが本当に大変になります。
まずは、
- 売上が入った日
- 金額
- 仕事に使ったお金
- 領収書や明細
- 支払い方法
このあたりを残すところからで十分です。
お金の管理は、完璧に始めるより、ため込まない仕組みを作る方が大事だと感じています。
在宅ワーク全体の始め方から知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

まず知っておきたい「売上」と「所得」の違い
フリーランスのお金まわりで、最初に混乱しやすいのが「売上」と「所得」の違いです。
ざっくり言うと、売上は仕事で入ってきたお金です。
たとえば、制作費や報酬として受け取った金額が売上になります。
一方で、所得は売上から必要な経費などを引いた後の金額です。
最初は、入ってきたお金をそのまま「収入」と考えたくなります。
でも、フリーランスの場合は、仕事に使う道具やソフト、手数料などの支出もあります。
扶養や税金のことを考えるときに、「売上」と「所得」を分けて見る必要が出てくることがあります。
ただし、ここで注意したいのが、扶養の扱いです。
税金の扶養と社会保険の扶養は、同じようで別の話です。
さらに社会保険の扶養は、加入している健康保険組合や配偶者の勤務先の判断が関係することもあります。
なので、「売上がこの金額だから大丈夫」と自己判断しすぎない方が安心です。
私も、最初はこのあたりがかなり分かりにくかったです。
だからこそ、売上と所得を分けて記録しておくことは、あとから自分を助けてくれると思っています。
経費はどこまで入れていい?迷いやすいポイント
フリーランスになると、「これは経費でいいのかな?」と迷う場面が出てきます。
経費は、ざっくり言うと仕事に必要な支出です。
たとえば、仕事で使うソフトや機材、資料、通信費、手数料などは、経費として考える場面があります。
ただし、何でも経費にできるわけではありません。
特に在宅ワークの場合、プライベートと仕事が混ざりやすいです。
家で仕事をしていると、電気代やネット代、スマホ代なども仕事で使います。
でも、家族や自分の生活でも使っているものは、仕事で使った分とプライベートの分を分けて考える必要が出てくることがあります。
迷いやすいものは、こんな感じです。
| 迷いやすいもの | 考え方 |
|---|---|
| パソコン・周辺機器 | 仕事で使うなら経費として考えやすい |
| ソフト・アプリ | 仕事に必要なら記録しておきたい |
| 講座・教材 | 仕事やスキルに関係するかを考える |
| 通信費 | プライベート利用と分けて考える |
| 電気代 | 家事按分が必要になることがある |
| カフェ代 | 仕事との関係を説明できるかが大事 |
大切なのは、「仕事に必要だった」と説明できるかどうかです。
レシートや領収書、カード明細も残しておいた方が安心です。
あとから「これ何の支払いだっけ?」となることは本当にあります。
私も、最初は細かい管理が苦手でした。
でも、経費をため込むとあとから自分が困るので、少しずつ記録するようになりました。
経費の判断に迷ったときは、自己判断だけで進めず、税務署や税理士、会計ソフトのサポートなどで確認するのがおすすめです。
事業用口座とカードは分けた方がいい?
在宅フリーランスを始めたばかりの頃は、プライベートの口座やカードでそのままやり取りしている人もいると思います。
最初から絶対に分けないといけない、というわけではありません。
ただ、売上や経費が増えてくると、プライベートと事業のお金が混ざって分かりにくくなります。
たとえば、
- どれが仕事の入金か分からない
- どれが経費の支払いか探すのが大変
- プライベートの買い物と混ざる
- 会計ソフトに登録するときに迷う
- 確定申告前に明細を見返すのがつらい
こういうことが起きやすくなります。
事業用の口座を分けておくと、仕事の入金が見やすくなります。
事業用のカードを分けておくと、仕事に使った支払いを拾いやすくなります。
もちろん、最初から完璧に分けるのは難しいこともあります。
私も、最初からきれいに整っていたわけではありません。
でも、事業のお金と生活のお金を分ける意識を持つだけでも、管理はかなりラクになります。
まずは、売上の入金先を決める。
仕事に使う支払い方法をできるだけまとめる。
プライベートのお金と混ざったときは、メモを残す。
このくらいから始めても大丈夫です。
会計ソフトを使うとラクになること
お金の管理が苦手な人ほど、会計ソフトを使うとかなりラクになると思います。
私は経理管理にfreeeを使っています。
最初は「仕訳」「勘定科目」「事業主貸」「事業主借」みたいな言葉を見るだけで、ちょっと苦手意識がありました。
でも、売上や経費をため込まないための仕組みとしては、会計ソフトを使ってよかったです。
会計ソフトを使うと、
- 売上を記録しやすい
- 経費を入力しやすい
- 口座やカードの明細を確認しやすい
- 確定申告前に慌てにくい
- 何にお金を使ったか見返しやすい
というメリットがあります。
もちろん、会計ソフトを使えば何でも自動で完璧になるわけではありません。
仕訳に迷うこともあります。
これは経費でいいのかな、と悩むこともあります。
口座やカードの連携をしていても、確認は必要です。
それでも、何も記録せずに後回しにするよりは、ずっと管理しやすいと感じています。
私はfreeeを使っている理由や、在宅フリーランスとして経理管理で感じたことをこちらの記事にまとめています。

freeeは会計が苦手な人にとっても使いやすい部分がありますが、合う・合わないはあります。
まずは自分の働き方や管理したい内容に合うかを見てみるのがいいと思います。
開業届・青色申告は必要?
在宅フリーランスとして継続的に仕事をしていくなら、開業届や青色申告についても考えるタイミングが出てきます。
ただ、ここも最初は分かりにくいところです。
「開業届っていつ出すの?」
「青色申告って何がいいの?」
「出さないとダメなの?」
「扶養に影響するの?」
こういう疑問が出てくると思います。
開業届は、個人で事業を始めたことを届け出るものです。
青色申告は、一定の帳簿づけなどを行うことで、特典を受けられる申告方法です。
青色申告にはメリットがありますが、その分、帳簿づけや申請の手続きも関係してきます。
大事なのは、「なんとなく不安だから放置する」のではなく、自分の働き方に必要かを早めに確認することです。
在宅ワークを少し試している段階なのか。
継続的に仕事として受けていくのか。
収入がどれくらい出ているのか。
今後も続けるつもりがあるのか。
このあたりによって、考え方は変わってきます。
開業届や青色申告には提出期限などもあるため、検討する場合は国税庁の情報や税務署で確認しておくと安心です。
扶養内で働きたいときに気をつけたいこと
在宅フリーランスママにとって、扶養のことはかなり気になる部分だと思います。
私も、扶養内で働くことを意識しながら仕事をしてきたので、この不安はとても分かります。
「このまま収入が増えたらどうなるんだろう」
「売上と経費、どちらを見ればいいの?」
「夫の会社には何を確認すればいいの?」
「扶養を抜けたら、手取りはどうなるの?」
こういうこと、実際に収入が出てきてから急に気になり始めます。
扶養には、大きく分けて税金の扶養と社会保険の扶養があります。
この2つは同じように見えて、確認する場所や考え方が違います。
さらに、社会保険の扶養は、加入している健康保険や配偶者の勤務先のルールが関係することもあります。
フリーランスの場合は、パートのように給与明細だけを見ればいいわけではありません。
売上、経費、所得、年間の見込み、継続性など、確認されるポイントが複数あります。
そのため、「なんとなくこのくらいなら大丈夫」と思い込まない方が安心です。
扶養内で働きたい場合は、
- 売上を記録する
- 経費を記録する
- 所得の目安を把握する
- 配偶者の勤務先に確認する
- 加入している健康保険の条件を見る
- 年の途中で収入が増えたら早めに相談する
このあたりを意識しておくと、あとから慌てにくくなります。
扶養で働くリアルな話は、こちらの記事にまとめています。

扶養制度の変更が不安な方はこちらも参考にしてください。

収入が増えてきたら、扶養を抜けることも考える
最初は扶養内で少しずつ始めるのが現実的でも、収入が増えてくると、扶養を抜けるかどうかで迷う時期が来ることがあります。
これは、うれしい悩みでもあるけれど、かなり悩ましいところです。
扶養内におさめるために仕事量を抑えるのか。
それとも、負担が増えても仕事を広げていくのか。
手取りだけを見ると、扶養を抜けるのが怖く感じることもあります。
でも、長い目で見ると、仕事を広げることで収入や実績が増える可能性もあります。
もちろん、簡単に決められる話ではありません。
家庭の状況、子どもの年齢、夫の働き方、自分の体力、今後の仕事の見通し。
いろいろなことを考える必要があります。
私も、「扶養内で続けるべきか」「もっと仕事を広げるべきか」で悩むことがあります。
だからこそ、いきなり答えを出さなくてもいいと思っています。
今の収入。
経費。
仕事量。
今後どれくらい働きたいか。
家族としてどう考えるか。
このあたりを少しずつ整理して、必要なら専門家や配偶者の勤務先にも確認しながら考えていくのが安心です。
料金設定や値上げも、お金の不安につながる
在宅フリーランスのお金管理というと、扶養や経費、確定申告の話を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも、料金設定や値上げも、お金の不安にかなり関係します。
安すぎる価格で仕事を受け続けると、時間ばかりかかって収入が残りにくくなります。
経費や手数料を考えていないと、思ったより利益が少ないこともあります。
特に子育て中は、使える時間に限りがあります。
少ない時間で無理にたくさん受けるより、仕事量と金額のバランスを見直すことも大事です。
料金表を作っておくと、依頼前のやり取りがかなりラクになります。
毎回その場で金額を考えなくていいですし、自分の中でも基準を持ちやすくなります。
料金表を作ってよかったことはこちらにまとめています。

フリーランスとして価格を決めるときに考えていることはこちらです。

値上げや料金見直しについてはこちらに書いています。

仕事量と収入のバランスについては、こちらでもまとめています。

依頼や支払い状況も、早めに管理しておく
在宅フリーランスとして依頼を受けるようになると、売上や経費だけでなく、依頼そのものの管理も必要になります。
たとえば、
- 誰から依頼を受けたか
- どんな内容の仕事か
- 金額はいくらか
- 支払いは済んでいるか
- 納期はいつか
- 納品は終わっているか
こういう情報を頭の中だけで管理しようとすると、依頼が増えたときに混乱しやすいです。
特に、支払い状況は早めに分かるようにしておいた方が安心です。
「入金されたと思っていたけど、まだだった」
「納品したけど、記録が残っていない」
「どの依頼がどの金額だったか分からない」
こうなると、お金の管理もやりにくくなります。
私は、依頼や納期、支払い状況もできるだけ記録するようにしています。
依頼管理についてはこちらの記事にまとめています。

最初から完璧に管理しようとしなくていい
お金の管理と聞くと、最初からきれいに帳簿をつけて、全部正しく分類して、確定申告まで完璧にしないといけない気がしてしまいます。
でも、最初から全部できなくても大丈夫です。
もちろん、適当にしていいという意味ではありません。
ただ、分からないことが多い中で、いきなり完璧を目指すと、しんどくなります。
最初は、
- 売上を記録する
- 経費を記録する
- レシートや明細を残す
- 口座やカードを分ける意識を持つ
- 月1回だけでも見直す
- 分からないことをそのままにしない
このくらいからでも前に進めます。
収入が増えてきたら、扶養や確定申告の確認を早めにする。
仕事量が増えてきたら、会計ソフトを使う。
料金が合わなくなってきたら、見直す。
必要なタイミングで、少しずつ整えていけばいいと思います。
私も、最初から全部分かっていたわけではありません。
迷いながら、調べながら、必要なものを少しずつ整えてきました。
在宅フリーランスのお金管理は、仕事を続けるための土台です。
苦手だからこそ、完璧を目指すより、ため込まない仕組みを作る方が大事だと感じています。
まとめ|在宅フリーランスのお金管理は、小さく整えていけば大丈夫
在宅フリーランスママ向けに、扶養・経費・確定申告など、お金まわりで最初に考えたいことをまとめました。
在宅フリーランスとして働き始めると、仕事そのものだけでなく、お金の管理も必要になります。
売上と所得の違い。
経費の考え方。
事業用口座やカード。
会計ソフト。
開業届や青色申告。
扶養の確認。
料金設定や値上げ。
最初から全部を完璧に理解しようとすると、かなり大変です。
でも、売上と経費を記録する。
レシートや明細を残す。
扶養が気になるなら早めに確認する。
経理が苦手なら会計ソフトを使う。
料金が合わなくなってきたら見直す。
そんなふうに、小さく整えていけば大丈夫です。
お金の不安が少し減ると、仕事にも向き合いやすくなります。
在宅フリーランスとして無理なく続けていくために、自分のペースでお金まわりも整えていきましょう。
まず読むなら、こちらの記事もおすすめです。




